その生命保険本当に必要?保険契約に関わる話し

コラム

生命保険の会社が沢山ある今の時代、正直何が良くて何が悪いのか解らない。
大体が保険のセールスプランナーの見立てで入ることが多い。
外交員は相手の為に色々なプランを立てる一方で、ノルマ等の事があり、余分な物を付ける事も多く聞く。
全ての外交員が親切で組んでいるとは限らない!
「本当にそのプランは必要なのか?」この疑問がよく解らず言われるがままのプランを組む事が多くある。

先日、郵便局のかんぽ生命の不適切販売の件もあり、今回は生命保険について色々と突っ込んでいきたいと思う。

私の友人が元保険のセールスプランナーだったのもあり話しが聞けたのでその辺も含めて色々聞いてみた。

結論から先に言うと生命保険、これは保険観の根本的な考え方だと思います。
日本人は情緒的に保険を考えがちなのです。

保険は「万が一」のときにその経済的損失を「お金で補填する」という方法にすぎません。
日本人は保険に対して、「安心料」とか「お守り」といった信条的な思い入れがある人が多いです。ですからプランナーなどの心理的揺さぶりで必要でない保険を組む事が多く経済的に損をしている状況が見られるのです。

その為、日本で売られている生命保険の多くが実は必需品でないことに気付くと思います。

そもそも保険とは?

保険は大きく分けて4つのジャンルに分かれている。
基本生命保険はすべて任意です。強制ではありません。
1つめは、死亡保険
2つめは、医療保険
3つめは、介護保険
上記3つは将来のリスクに備える保険なんです。

残り1つは死亡時の保障がついている生存保険
貯蓄性が高い保険なんです。

冒頭でも書いたように保険は「万が一」のときにその経済的損失を「お金で補填する」という方法、未来の自分に対するリスク回避(安心料・お守り)のための商品なんです。

死亡保険

保険の対象となる人(被保険者)が亡くなった時、または高度障害状態になった場合に保険金を受け取れる保険です。あくまで万が一の不幸な事態が起こったときに備えるものですので、無事に保障期間を終えた場合の払戻しがない商品も多くあります。

例えば働き盛りに万が一の事態があった時、配偶者や子供・両親など家族のその後の生活費等を用意する手段として用いられることが多いです。

死亡保険のうち、保障される期間が具体的な年数や年齢ではなく、保険の対象となる人(被保険者)が亡くなるまでという契約になっているものを言います。
保険の対象となる方(被保険者)の万が一の時まで保障が続きますので、活用例としては相続税をはじめとした納税のための原資などが考えられます。

医療保険

病気やケガで入院・通院・手術等をしたら、所定の給付金が受け取れる保険です。
入院・通院の場合はそれぞれかかった日数分、手術の場合は1回につきまとまった給付金を受け取れるというものが多く存在します。
高齢になって収入減と同時に病気やケガのリスクが増加する場合にも契約切れになることなく保障される物もあります。
ガンや特定の病気(生活習慣病、三大疾病、女性特有の病気等)にかかった場合には入院や手術の給付が上乗せされる医療保険もあります。

介護保険

介護が必要となった状態になったときに、給付金を受け取れる保険です。
一時にまとまったお金が支払われるものもあれば、細かな金額が数年間にわたって支払われるものもあります。
給付金が支払われる条件は、介護保険法で定められている状態と保険会社独自の基準を設けている商品もあります。

死亡保障付きの生存保険

保険期間中に亡くなっても、満了時点で生存していても、保険金を受け取れる商品です。
生死混合保険とも呼ばれ、預金や資産運用に使われる場合が多いです。

掛け捨てではなく貯蓄性がある為、保険料がグンと高くなっているのが特徴です

学資保険・こども保険・個人年金保険・養老保険などもこのジャンルの保険となります。

賢い保険の加入の仕方

必要なものを必要なだけ、余分な物は組まない!これが賢い保険の入り方だと思います。

近年保険料が家計を圧迫して、保険料の金額で家計が回らなくなるなどの話しを良く聞きます。
何のための保険なのか?生活する上での保険(保障)が生活のガンになっている事はよくある話し。
人が収入を得てその中から考えて、生活するうえで安心を買う為の保険、今一度見直したらいかがでしょう?

1、貯蓄系部分を全て取り外す保障だけの掛け捨て保険にする

2、保障期間を必要な期間に設定する有期保障にする」

3、最後に必要な保険を最低限に絞り込み他のオマケの保証は全て除外する」

上記の加入方法にすると費用はグンと抑えられ必要な保障だけ受けれます。無駄なものは除外する。これだけでも家計はグンと楽になるのでは?

日本の保険料は海外に比べて2~4倍ほどの値段に設定されています。
ここまで高価になる理由は「保険料の元値」が高い「保険会社の手数料」が高いなどが挙げられます。この事を考えて賢い保険を選んでください。

生命保険の闇

かんぽ生命の不適切販売の件についてもそうですが、友人の話しも生命保険に関する闇がすごすぎたのでその話しを書いていきます。

とある会社の女性外交員

保険外交員兼セールスプランナーは別々の場合もある。
保険外交員が飛び込み営業をして、ある程度の話しをして、プランナーにバトンタッチする場合もある。スキル的な問題やプランをきちんと説明できない場合、契約が中々出来ないこともあり役割分担がきちんとされている。近年ではきちんとしたプランナー育成が会社で行われており外交員が新人でない限り一通りの契約ができるそうです。

とある会社はプランナーを頭にして小グループを組んでいる。
1チーム5名くらいでグループを組みベテランから新人を構成する形となっている。新人育成もかねてだそうです。
ひと昔は、個人での場合中々成果が出せなく退社していく外交員が多い為、このようなグループにしてグループ単位で教育していき査定する会社があるらしいのです。

この手の会社は外交員は女性が多く大半が主婦で構成されてます。
人脈がある程度確保できている為、しかも空いた時間を仕事として有効活用することができる主婦が打ってつけだったらしいです。

ひと昔あった話しだそうですが、女性外交員がノルマの達成のために自己犠牲で保険を確約する「枕営業」という物があったそうです。男性に夜伽を持ち掛け契約する行為なんです。一晩体を預けその対価に高額保険に加入してもらうと言った言わば最終手段。
それだけ保険外交員のノルマはきつかったらしいです。

会社はノルマが達成すれば文句は言いません。
しかしノルマが達成できなければ、鬼のごとくスタッフ達の前でつるし上げがあったそうです。
さらに減給なども当たり前だったみたいです。

それらが怖い為、親兄弟や親戚など時には友人に名前を借りて自腹で契約したりなどノルマを達成していたらしいです。
それだけノルマ達成したときの報酬は格段と違ったらしいです。

顧客の獲得

基本生命保険は1社で1口のみと言われる位値段の高い商品の為、早い者勝ちという話しがあったと言ってます。結婚して家族を持った家庭を見つけたらすぐに保険の話しを切り出す。
高齢者が年金を受給しそうなタイミングなどチャンスを逃してはいけないと当時教育をうけたそうです。そして飛び込み営業の苦労話しなど聞いてみた。

基本は雑談の中から将来の不安を探り
そこを重点的にアオリ契約にこぎつけるんだよ

るんるん
 

なんか足元を見られてそこを集中的に攻撃されてる感じがするなー
もし他所で契約してたらどうなるの?

他社で契約がされていたらその契約の粗を探り
指摘して契約を乗り換えさせるだよ

るんるん
 

中途解約は損しかないよね?

そこはモノの言い様
損してでも乗り換えさせないと意味が無いから
専門用語を並べて乗り換えた方がメリットがあるように説明する

るんるん
 

専門用語言われても分らんよ
要は言いくるめ?って感じ?
詐欺じゃないの?

悪く言えばそう!
今回のカンポ生命も同じ手口なんだよ
詐欺にはならいんだよ
きちんと約款を結んでいる為に

るんるん
 

ひでー話しだなー

それで許されると思ってるの?

生命保険は時代とともに新しいプランが出るんだよ
その時にいかに良い物かをクライアントに説明して
契約しないと俺ら外交員は給料が少ないのに
ノルマで減給なども当時あったからきついんだよ

ライブドアnewsの記事を引用してるまあ見てみてよ

高齢者にとって郵便局は今も「お役所」

かんぽ生命は2019年7月10日、保険の不正販売問題の発覚を受けて記者会見を行い、顧客に不利益があったとして謝罪した。半年以上にわたって顧客に新旧契約の保険料を二重払いさせていたケースや、本来であれば特約の切り換えで済むにもかかわらず新契約を結んでいたケース、旧契約を解除した後、健康状態などを理由に、新しい保険に乗り換えることができなくなったケースなど、内容は多岐にわたる。

一連の不正の背景となっているのが、販売を担当する郵便局員に課せられたノルマである。

例えば、二重払いのケースでは、新契約を結んでから6カ月以内に旧契約を解除すると乗り換えとみなされ、営業成績にカウントされないことから、6カ月が経過した後に解約させていた。旧契約の解約から3カ月以内に新契約を結んだ場合にも乗り換えとなってしまうので、3カ月経過してから、新契約を結ばせるケースもあったという。この場合、3カ月間は無保険状態なので、その間に何かあった場合には保険金は支払われない。

こうした不正販売が横行していたのは、顧客に高齢者が多いという郵便局特有の事情が関係している。高齢者にとって郵便局は今でも「お役所」であり、局員に言われるがままに契約をする人が少なくない。こうした状況を悪用し、不正契約を重ねていった可能性が高い。

 

記事の内容見てわかると思うが販売員や外交員はノルマがある為
仕方なしに作業として行うんだ。
そこには善や悪などは存在しない業務の一環だからそうなるんだよ
俺はそれが嫌でセールスプランナーを辞めたんだよ

るんるん
 

そうなんだ。
まあ辞めて正解かもね。

保険は高額なだけに外交員のリターンはデカい!だから無理な契約を取るのもあるんだ。保険が高いのはそこの理由も含んでいるからなんだ

るんるん
 

保険の意味がもはや本末転倒な話しになるなー
安心が安心でないのだから。

情弱な人間は格好の的!多少のお金が持ってる人間に将来など見えない先の不安をあおるのは外交員の手口
きちんとした知識を持って接しないと損をするので考え物

るんるん
 

そうかありがとう
契約の時はその辺きちんと考えてからするよ
今の保険も見直さないと・・・

最後に

日本の生命保険の多くは必ず生活に必要なものではないことが、理解いただけたと思います。
しかし歳を取れば体も弱くなり病気に対する免疫力も若い時に比べ無くなります。

万が一に備える事は良い事だと思います。「備えあれば憂いなし」昔から言われている事です。しかし日本の生命保険は高いのです。必要のない商品を売りつけてくるプランナーもいる事は今回の話しで理解いただけたと思います。

あくまでも任意保険なので最終決断は本人です。必要な保険をきちんと理解して自分の為、家族の為、未来の事を考えて加入していただければと思います。

今回はこの辺で。






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