あおり運転が妨害運転に道路交通法の一部を改正する法律案可決

どうもるんるんです。

第201回国会（常会）提出法案が令和2年3月3日に道路交通法の一部を改正する法律案が閣議決定しました。

今回の内容は道路交通法の一部を改正する内容だったので、どのように変わるのか書いていこうかと思います。

今回の法改正で何が見直されるのか？
最後に
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今回の法改正で何が見直されるのか？

大雑把に書きますが要点を抑えると、

【高齢運転者対策】
【第二種免許等の受験資格の見直し】
【妨害運転（「あおり運転」）に対する罰則の創設等】
この3つが大方占めています

この3つがどうなるのな次に書いていきます。

高齢運転者対策

【高齢運転者による交通事故情勢】
○ 75歳以上の運転免許保有者数は増加傾向
（平成21年 324万人→ 令和元年 583万人→ 令和６年 760万人（推計））
○ 東京都豊島区（平成31年４月）、福岡県福岡市（令和元年６月）等での社会
的耳目を集める悲惨な死亡事故の発生
○ 制度見直しを求める国民の声（アンケート）

【高齢運転者対策の充実・強化】
○ 75歳以上で一定の違反歴のある者は、運転免許証更新時に運転技能検査を受検
→ 検査の結果が一定の基準に達しない者には、運転免許証の更新をしない。
（注）運転技能検査の対象とならない高齢運転者には実車指導を実施し技能を評価
○ 申請により、対象車両を安全運転サポート車に限定するなどの条件付免許を与える。

警視庁HP第201回国会（常会）提出法案より引用

高齢者の交通事故や運転が周りに与える不安感などを踏まえ悲惨な事故が相次ぐ交通情勢の中での法改正となっている。
高齢運転者対策の運用開始は2022年度をめどにしているそうです。

二種免許等の受験資格の見直し

【第二種免許等の受験資格の見直しの要望】
○ 業界の深刻な運転者不足
○ 第二種免許等の受験資格の緩和を求める関係業界の要望
（21歳以上・普通免許３年以上等）

【第二種免許等の受験資格の見直し】
○ 特別な教習を修了した者は、第二種免許・大型免許等の受験資格を緩和（19歳・１年以上に）
○ 21歳（中型免許は20歳）までに違反が一定基準に達した場合は、講習の受講を義務付け
（不受講者等は特例を受けて取得した免許を取消し）

警視庁HP第201回国会（常会）提出法案より引用

タクシーやバスなどの二種免許者は高齢者が多く若者などの免許保有者が少ない尚且つ2種免許取得にも普通免許と比べ時間、費用、経験年数など技術面を含め条件が高いため、緩和処置の法改正です。

あおり運転改正妨害運転に

【社会問題となる「あおり運転」】
○ 東名高速（平成29年６月）、常磐道（令和元年８月）
等での「あおり運転」の続発

【妨害運転（「あおり運転」）に対する罰則の創設等】
○ 以下の運転行為に対する罰則を創設
① 通行妨害目的で、交通の危険のおそれのある方法により一定の違反（車間距離不保持、急
ブレーキ禁止違反等）をした場合（懲役３年・罰金50万円以下）
② ①により著しい危険（高速での停車等）を生じさせた場合（懲役５年・罰金100万円以下）
○ 免許の取消処分の対象に追加

警視庁HP第201回国会（常会）提出法案より引用